「第49回消費者のためになった広告コンクール展」でホロッときた新聞広告のコピー
Life Log, Event, Book, Amazon, Advertising Comments (0) | Trackbacks (0)先日こちらの記事で「第49回消費者のためになった広告コンクール展」へ行ってきた話を書きましたが、実際の広告を1つしかお見せすることができませんでした。
そこで再度アド・ミュージアム東京へ行って、いくつか写真を撮影してコピーを書き写してきました(アド・ミュージアム東京の関係者様へ。撮影可能かどうか書いてなかったので、もしNGだったらご連絡ください)。
今回はそのなかでも、とくに私がホロッと来てしまった新聞広告をコピー全文と一緒に3つご紹介したいと思います。
思い立った日が、
父の日、母の日になる。帰らなきゃ、とは思っている。
親もいい歳になってきた。
でも、こちらもいい年齢になってきて
仕事での責任も重くなり、
なかなか休むことができなかった。
現実的には、年一回、
四、五日帰省するのがやっとだった。
もし、これが十年続いても
単純計算で四、五十日しか会えないことになる。
十年で一緒に過ごす時間が、
たった二ヶ月にも満たないのか…。
通勤電車を待つあいだに、そんな計算をしてしまった。実家は、この九州の南のほうにある。
故郷は、このレールの先にある。
会うたびに、白髪がふえていく父。
無理して帰らなくていいよ、といつも言う母。
が、目に浮かんだ。これから先、僕は、
人生で、何日帰省するのだろう。その週末、僕は、つばめで故郷に降り立った。
■ 福井新聞社 新聞広告キャンペーン「家族で話そう。福井新聞」(地域広告賞)

おばあちゃんのお葬式のとき、
お母さんが「ありがとう」って
お父さんにゆうたんよ。おばあちゃんは、お母さんのお母さんで、
一緒に暮らしてたけどずっと寝たきりで、
もう2年ぐらいそんな感じでした。
寝たきりの動かないおばあちゃんの手を一生懸命さすってあげたり、
寝返りを手伝ったり、抱えてお風呂に入れてあげたりしてた。
お母さんは「自分の親でもないのにごめんな、ごめんな」
とよく泣いてて、そのときお父さんが
「おまえを産んでくれた親やんか、当たり前や」ってゆうて、
お母さんがぶわって泣いた夕食んときをすっごい覚えてる。
お父さんは普段、なんやかんや口やかましいから嫌いやし
うっとおしいなと思うけど、人としてちゃんとしてるって
少し尊敬できる。おばあちゃんにちゃんとしてあげた。
おやじ、背中見せよったな、って感じ?
前回の記事では取り上げませんでしたが、2年前の平成20年12月24日(クリスマスイヴ)のサンケイスポーツに掲載された学研の「クリスマスお父さん応援メッセージ」もかなりジーンときます(こちらの広告は第62回「広告電通賞」で新聞広告電通賞を獲得)。
お金はなかったけど、宝物はありました。
ちょっと前まで、日本は貧乏でした。
ほとんどの家にはお金がなかった。
それでも、家の中はいつも笑い声でいっぱいでした。
子供たちの目は、きらきら輝いていました。
あの頃に戻ることはできないけれど、
いまの子供たちをもっと元気にしたい。
お父さん、今日はクリスマスイブです。
早くお家に帰って、お子さんとゆっくり話してみませんか。
いかがでしょう?
個人的には仕組みや仕掛けも大事ですが、これからの広告は改めて企業の想いをきちんと伝える(消費者に伝わる)ために、コピーライティングの重要性が改めて見つめ直される「言葉の復権」の時代がやってくると踏んでいるので、とても参考になりました。
さてさて、さっそく昨日買ってきた『伝える本』でも読んで勉強しなくちゃ!
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伝える本。―受け手を動かす言葉の技術。 ダイヤモンド社 2010-02-19 |



市川伸一(

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