地盤沈下しゆく出版業界を救うノアの方舟? iPhone用グルメアプリ「食べレコ」が今秋発売開始!

Life Log, Magazine Comments (0) | Trackbacks (0)

今日はかねてから親交のある「じだらく」のアイカワさんから届いたiPhone用のグルメアプリ「食べレコ」のリリース情報についてお知らせいたします。

このアプリは出版社のコンテンツを二次利用し、雑誌や書籍のグルメ特集を特集ごとにiPhoneで購入し、店舗探索もできるというもの。

要するに、本で紹介されたグルメ特集の記事をiPhoneで読むことができ、さらにはそこに掲載された店舗を検索して、店の連絡先や地図を簡単に調べられる便利アプリというわけです。

■ 食べレコ | グルメ雑誌・書籍+iPhone=食べレコ
http://tabereco.hands-aid.jp/
食べレコ

実はリリース前にアイカワさんからこのアプリの開発に関わっているというお話をお聞きしていて、元編集者としての私もかなり興味をもっていました。

まぁ当たり前の話になって恐縮ですが、ユーザーが本を買う際にお金を払っている対象は紙ではなくてそこに載っている情報コンテンツなわけで、出版社としては売り物である情報コンテンツさえ売れるなら何も紙というメディアにこだわる必要はない。

それに紙は保存スペースを取るので書店でバックナンバーを販売するのにも限度があるし、買ってからも読者が保存し続けるのが困難。そうした課題を克服する1つの解決策がデータ販売という形であることは明らかです。

しかも、データ化することによって情報検索や携帯の利便性が向上し、「今度あの雑誌に載っていたお店に行きたいけど何月号のどのページだっけ?」と家にあるバックナンバーをひっくり返す必要もなく、「今日は仕事で銀座に行くので、今月号に載っていたあの店に行きたい」という時でもわざわざ本を持って家を出る必要もない。

これって読者にとってはかなりのメリットのはず。

きっとさきごろ休止になったオンライン購入した雑誌をWebブラウザ上で閲覧できるエニグモの「コルシカ」というサービスも発想は一緒だったのでしょうが、なにぶん出版社への事前の根回しが足りなかったのが残念なところ。

その点、この「食べレコ」は「コルシカ」と違い、「枻出版社」「産業編集センター」「スターツ出版」「KKベストセラーズ」「アクセスパブリッシング」といった出版社と正式に契約をしているので、突然サービスが休止する心配もありません。

ただし正直個人的な感想を述べさせてもらうと、このままのコンテンツ量ではユーザーの立場からしたらまだまだコンテンツが不足している気がするので、今後に期待したいサービスではあります。

でもね、こういうサービスって「契約出版社が増える」→「コンテンツが充実する」→「ユーザーの購入量が増える」→「契約出版社が増える」→「コンテンツが充実する」→「ユーザーの購入量が増える」という良いスパイラルを生んで成長していくサービスだと思うので、まずは少しでも興味のある出版社の方には地盤沈下によって業界が沈む前に恐れずにぜひともトライしてもらいたいと思っています。

なにしろこれって出版社にとってはほぼリスクゼロでチャレンジできることだと思うし、ユーザーのニーズはきっとそこにあるはずですから。

というわけで、今回のエントリーは若干提灯記事っぽくなってしまいましたが、まぁアイカワさんにはいろいろとお世話になっていますし、出身者として出版業界には格別の思い入れもあるので、なにぶんご容赦ください。

おそらくアイカワさんのことなので今後はあんな展開やこんな展開、そしてびっくりするようなあんなことなど、きっといろいろと面白いことを考えていると思うので今後の展開に期待しています。

【参考記事】
・グルメ記事をiPhone画面に最適化して配信するアプリ「食べレコ」 -BB Watch
http://bb.watch.impress.co.jp/docs/news/20091015_321792.html


WP Theme & Icons by N.Design Studio
Entries RSS Comments RSS ログイン