洗面台の脇に設置された手洗い用の液体石けん入りのタンク。今回紹介するのは、そのタンクの上に張られたステッカー広告です。
ブラジルの公衆便所で展開されたこの広告、インパクトのあるギミックとともに「gripou?(インフルエンザにでもかかった?)」というコピーとブランドロゴでインフルエンザにかかって鼻水が出るようなら「クリネックスティシュー」を使ってください、ということを強烈にアピールしています。
さてさて、これって端で見ている分にはおもしろいんですが、実際にハンドソープを使う側の立場になった場合はどうなんでしょう?
企業として商品をアピールしたい気持ちはわかるんですが、それによって消費者に不快感を与えるのはちょっと。それに、逆効果になっている気もしますし。。。
ところで、今回は「公衆便所+ティッシュ」という組み合わせで、他に2つほどおもしろい広告を思い出したので、そちらも併せてご紹介しておきます。
まずはデンマークの公衆便所で展開された「Silk Soft」という100%再生紙を利用したトイレットペーパーの広告。
こちらも使うのにちょっとためらいを感じてしまいますね。
そして、もう1つはオマーンで展開された「Silk Soft」のアイデアと被っている広告。
ただし、こちらの広告については企業広告ではなく環境問題に目を向かせる公共広告になっています。
広告コピーの「270,000 trees are flushed down the toilet or end up as garbage every day around the world. Use tissues sparingly.(世界中で毎日27万本の木がトイレに流されたり、ゴミとして捨てられたりしています。ティッシュの使用は控えめに。)」が示すように、こちらは利用者にトイレットペーパーの無駄な使用を控えてもらうことが狙いになっています。
個人的には、最後の広告が他の2つに比べて1番効果的で正しい広告のあり方だと感じますが、いかがでしょうか?
【参考記事】
・Kleenex: Soap dispenser | Ads of the World
http://adsoftheworld.com/media/ambient/kleenex_soap_dispenser
・Silk Soft: 100% Recycled | Ads of the World
http://adsoftheworld.com/media/ambient/silk_soft_100_recycled
・Public awareness: Tree trunk | Ads of the World
http://adsoftheworld.com/media/ambient/public_awareness_tree_trunk
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市川伸一(

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