Re:小山薫堂さんの講演で知った「おくりびと」がヒットした本当の理由

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これは良記事。

メディアに携わる方、企業のマーケティング担当、広告業界の人間、それぞれの立場でいろいろ考えさせられる内容です。

・小山薫堂さんの講演で知った「おくりびと」がヒットした本当の理由 - ハックルベリーに会いに行く
http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20090426/1240726838

 「おくりびと」という映画は取り扱ってるテーマが「死」なだけに、イメージが良くないということで、メディアがあまり積極的に取り上げてくれなかったのだそうである。例えば、小山さんがお付き合いのあったとあるウェブメディアなどは、タイアップ企画を提案したのだけれど、そんな縁起の悪い話はとんでもないということで、にべもなく断ってきたのだそうである。

 受賞が決まってから、小山さんのところにはさまざまなお祝いのメッセージが届いたのだけれど、その中に一つ、忘れられない印象的な手紙があったのだという。
 それは、「おくりびと」の舞台となった山形県の庄内、余目にある、とある小学校の先生からの手紙であった。その先生は、庄内の小学校に勤務する中で、常々、子供たちに「もっと自分たちの住んでいる地域を好きになってもらいたい、あるいは誇りを持ってもらいたい」という気持ちを抱いていたのだそうである。そんな折り、「おくりびと」に出会った先生は、これにいたく感動した。庄内の人と景色とが、とても美しく、また愛情たっぷりに描かれていたからだ。…(中略)…それで先生は、子供たちにその映画を見るように薦めた。…(中略)…「おくりびと」を見て、すっかり庄内に誇りと愛情を抱くようになった子供たちは、これを一人でも多くの人に見てもらいたいと考えるようになったのだそうである。それで、庄内でキャンペーンをしただけではなく、例えば学校の修学旅行で仙台に行った際には、わざわざ駅前の街頭に立って、道行く人々に「おくりびと」を紹介した手製のビラを配ったのだそうだ。そして、
 「自分たちのふるさと、美しい庄内が描かれた『おくりびと』という映画を、ぜひ見てください!」
 と、道行く人々に訴えかけたのだそうである。
 つまり子供たちは、誰に頼まれたわけでもないのに「おくりびと」の宣伝をしてくれたのだ。そうして、この映画を広めることに一躍買ってくれたのである。それは、暗い内容だからといって当初はなかなか取り上げくれなかった既存のメディアとは、あまりにも鮮やかなコントラストを描いていた。

 先生からの手紙は、この3月に小学校を卒業するそんな子供たちに何か一言メッセージを送って頂けないか、というものだった。小山さん宛の手紙には、一枚の便箋と返信用の封筒が添えられていたのだという。
 それに感動した小山さんは、手紙を出すだけではもったいないと思い、ビデオレターを出すことを思い立つ。…(中略)…ところで、このビデオレターを作ってる時、小山さんはちょうど受賞直後の多忙な時期だったそうなのだけれど、とても楽しく作れたのだという。それは、そこで「ものを作るということの原点」を思い出させてくれたからなのだそうだ。
 そのビデオレターは、自分を感動させてくれた庄内の先生と子供たちに、自分の喜びを伝えたかったり、また彼らを喜ばせたいという気持ちで作った。そんなふうに、「誰かに何かを伝えたい」とか、「誰かに喜んでもらいたい」という気持ちが、小山さんにとってはものを作る上での原点なのだそうである。だから、そのビデオレターを作ることによって、自分がものを作る時の原点と、また楽しさや喜びを思い出させてくれたのことであった。

ぜひリンク先で全文をお読みになって下さい。


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