お久しぶりです。気が付いたら10日以上ぶりの更新になってしまいました。
理由はしばらく産休をいただいていました。って、ウソ。単なるサボリです。
まぁ、そんな戯言(ざれごと)はどうでもよくて、今回は「やるなぁ」と感心してしまったドリルメーカーの広告をご紹介します。
コレ、上の画像を見てもらえればわかる通り、ドリルの絵がドリルの穴で描かれています。
もしかしたら私と同じように、これを見て「消費者が欲しいのはドリルではなく穴である」っていうマーケティングの有名な格言を思い出した人がいるんじゃないかなぁ?
おそらくはこのアイデアって、その有名な格言「レビットのねじの穴」がヒントになっているのかもしれませんね。
・DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー: 『イノベーションのジレンマ』の著者、クリステンセンが執筆
http://dhbr.hontsuna.net/article/1709978.html
マーケティングの教訓に、セオドア・レビットの「レビットのねじの穴」があります。お客さんはドリルが欲しくてドリルを買います。ただ、本当に欲しいものを突きつめていくと、1/4インチ径のドリルではないことに気づきます。彼らが欲しいのは1/4インチの穴である、というのが「レビットのねじの穴」です。つまり、大切なのは顧客が処理しなければならない「ジョブ」に焦点を当てることなのです。でも、実際はこの話を耳にしたそばから、多くのマーケターはドリルの種類と価格でセグメンテーションをしている、とこの論文「セグメンテーションという悪弊」は指摘しています。
他社と激しい競争を繰り広げているうちに、「レビットのねじの穴」の話は頭ではわかっていても、ついつい市場シェアの計算に励んでしまいがちです。自社製品の性能や価格をライバルのものと比較評価し、他社に対し優位になるよう性能、機能を追加することに注力してしまいます。しかしながら、これでは見誤ってしまうのです。耳の痛い話が多々登場しますが、本論は読者にとって、今まで見落としていたことを再考するきっかけとなるのではないでしょうか。
・セオドア・レビット(Theodore Levitt) / 人名辞典 / マーケティングキャンパス
http://marketing-campus.jp/person/ra/003.html
正しく引用すると、「昨年、4分の1インチ・ドリルが100万個売れたが、これは人びとが4分の1インチ・ドリルを欲したからでなく、4分の1インチの穴を欲したから」というもので、1968年にT・レビット博士が発表した「マーケティング発想法」という本が出展だ。
勘違いされていることが多いのだが、実はこの言葉自体はレビット博士の言葉ではない。文中でも紹介しているがレオ・マックギブナという人の言葉であり、このマックギブナという人はこの言葉以外ではまったく知られていない人なのだ。しかしレビット博士の「マーケティング発想法」がベストセラーとなって世界中の言葉に翻訳されたことによって、以後40年以上も語り継がれるマーケティングの重要な格言のひとつになった。
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T.レビット マーケティング論 有賀裕子 ダイヤモンド社 2007-11-02 |
【参考記事】
・Makita: 20 562 Holes | Ads of the World: Creative Advertising Archive & Community
http://adsoftheworld.com/media/outdoor/makita_20_562_holes
・Makita: 20 081 Holes | Ads of the World: Creative Advertising Archive & Community
http://adsoftheworld.com/media/outdoor/makita_20_081_holes



市川伸一(

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