最近強く思うんだけど、マーケティングなんてダブルスタンダードぐらいのスタンスの方が肩の力が抜けていいんじゃない?

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これまでの私はマーケティングについて考えるとき、“揺るぎない絶対解”を追い求めていたような気がするのですが、ここ最近はマーケティングについて考えるとき、「所詮は絶対解なんて存在しない。せいぜい最適解(だと多くの人が思うこと)程度が関の山」と考えるようになりました。

これはあきらめの境地とか手抜きとかではなくて、所詮はマーケティングの中心にいるのは人なわけで、人間が100%ロジカルに行動しているわけではない以上、絶対解を追い求めること自体が自分の視界を狭めることになると考えたためです。

だって、結局人間って論理的思考を最大限に働かせてモノを買っているわけじゃない。

例えば先日発表された調査データもそれを証明している気がします。

・「ジャケ買い」という言葉を知っている6割 - CNET Japan
http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20387461,00.htm

ジャケ買い認知者のうち、CD・レコードをジャケ買いしたことがあるのは37.6%。男女別では、男性40.0%、女性は34.9%と、男性の方がジャケ買い経験率が高い。

ジャケ買いをする理由を複数回答形式で聞くと、「ジャケ買いで当たったときに嬉しいから」が49.5%でトップだった。次いで「失敗してもそれほどダメージがないから」が19.4%、「今までジャケ買いで失敗が少ないから」が9.7%となった。

ところで、普通CD・レコードを売るときのマーケティングってどんなでしょう?

3Cやら4PやらSWOTなどの七面倒くさい分析をした上で、マーケットイン発想でターゲットユーザーのニーズにあったジャンル・アーティストのCDを作って、価格は妥当性が高く、ユーザーが欲しいと思った時に手に入る流通ルートを確保して、クロスメディアプロモーションで売っていきましょう、なんてのがありがちなケースなのかな?

でも、結局はユーザーの一部はそんな苦労も知らずに「ジャケ買い」しちゃうわけです。

なんという論理性のカケラもない行動。でも、人間なんて所詮そんなもの。

だから、「今後の広告は、メディアニュートラルな視点でクロスメディア戦略を立てて、企業と生活者のコミュニケーションを創出し、生活者を企業の広報・販促活動に巻き込んでしまおう」っていう、最近よく聞くような極めて賢い論理は一般論としては概ね最適解だとは思うんだけど、それって絶対解ではないんじゃないかな、なんて感じています。

それに、みんながマス広告が効かない時代と言っていても、クリエイティブの素晴らしいマス広告1つで商品の売り上げが伸びるなんてことはこのご時勢でも往々にして起こり得ることだと思うし、クロスメディアが商品を売るための絶対必須の条件ってわけでもないと思う。

それこそジャケット1つでCDが売れちゃうことだってあるし、新卒採用の応募者までテレビCM1本が大きな影響を与えちゃったりするようだし。

・アルパカ効果!? クラレの新卒応募者が倍増 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090204/biz0902041950012-n1.htm

 今年の新卒者採用が本格化するなか、化学大手のクラレ(大阪市北区)の応募者が急増し、1月末時点で前年比2倍超の6000人に上っている。人気の一因は、同社のテレビCMに登場するアルパカの「クラレちゃん」。学生からは「CMで興味を持った」との声が多く、同社のホームページ(HP)へのアクセスも急増している。

マーケティングによって論理的に矛盾のない一貫したストーリーを求めるのはもちろん間違いではないと思うんだけど、一方でダブルスタンダードもそれはそれでひとつのスタンスとして有りだと思います。

というわけで、これまでこのブログでは一貫性のある主張に重きを置いてきたつもりですが、今後は「昨日言ってることと今日言ってることが矛盾するよね」というダブルスタンダードが頻繁に起こるかもしれません。

でも、そんなときには「それってダブルスタンダードじゃん!」なんて本人がすでにわかりきっていることにツッコミを入れないで、生温かく見守っていただけるとありがたいなぁ、と思います。

とは言いつつも、まぁ、そもそもがオピニオン系ブログではないんですけどね。。。


ライバル企業の力を利用した「TSUTAYA DISCAS(ツタヤ ディスカス)」の巴投げ作戦?

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このところテレビを見ていると、「TSUTAYA DISCAS(ツタヤ ディスカス)」のCMがやけに目につきます。

そういえば、ちょうど1カ月くらい前にこんな記事を書いていたっけな。

・この三連休中に最も記憶に残った広告は「DMM.com」の10周年半額キャンペーンCMでした
http://souseki.search4search.net/2009/01/13/dmm-cm/

「TSUTAYA DISCAS」と「DMM.com」といえば、どちらもDVD&CDのネット宅配レンタルサービスでしのぎを削るド競合。

構図としては、「DMM.com」がCMの大量出稿で地ならししたところに、「TSUTAYA DISCAS」がやってきて同じようにCMの大量出稿をすることで、うまいタイミングでその土地を利用しているような印象を受けます。

柔道で喩えるなら、まるでライバル企業の広告出稿を利用した巴投げのような感じ。

おそらく、期間的には1カ月しかないので、「TSUTAYA DISCAS」が狙ってやったとは到底思えないのですが(「DMM.com」の人間か広告代理店の人間か、テレビ局の人間のいずれかがCMの大量出稿の情報を事前に漏らしたなら話は別だけど)、真実やいかに?

それとも大手企業2社が未成熟な市場を一気に盛り上げるために共同戦線を張っての広告展開なんて美談があったらそれはそれで面白いけど、まずそりゃないな。


日本人が見ると、なんだか体中がむず痒くなる「スーパーボウル2009」で放映された「Hyundai Motor(現代自動車)」のCM

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先日のエントリー「ヤバイ! 今年もまたスーパーボウルの試合とYouTubeのADBLITZチャンネルが面白すぎて寝られない」でも書いたように、今週末はスーパーボウルのCM枠で放映されたCMを片っ端から鑑賞。

でも、個人的には昨年に比べるとあまり面白いCMがなかったなぁ、という印象です。

そんななか、気になったのが今回紹介する韓国最大手の自動車メーカー「Hyundai Motor(現代自動車)」による「Genesis(ジェネシス)」のCM。

どうやらストーリー的には、「Genesis」が世界カー・オブ・ザ・イヤーを獲得して、日独の自動車メーカーのボスが悔しくて部下に怒鳴りまくるという話のようですが、時折出てくる日本語や新聞の見出しがメチャクチャです(「年のヒュンダイの起源車!」って何? しかも、社長のデスクの横に急須って、オイオイ)。

こういうのってハリウッド映画などでも頻繁に見かけますが、作るんだったらちゃんと作ってよ。なんだかこういうCMを見ると、体中がむず痒くなります。

まぁ、日本のCMに登場する欧米の文化や言葉も同様にメチャクチャやってるのかもしれませんけどね。。。

【参考記事】
・Hyundai Genesis: Angry Bosses / Advertolog.com
http://www.advertolog.com/paedia/reels/2009/2/3/536242/


思わず本物の「ナイアガラの滝」が見てみたくなる郵便ポストのアンビエント広告

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「ナイアガラの滝」への観光招致活動を行う「Niagara USA Chamber」という団体による郵便ポストを使ったアンビエント広告(もともと生活環境の中にあるもので、広告媒体ではないものを活用した広告)です。

こういうアンビエント広告という手法は、日本の観光招致活動でも使えそうな気がしますね。

NIAGARACHAMBER

【参考記事】
・Visit Niagara Falls: Post-box waterfall / Advertolog.com
http://www.advertolog.com/paedia/prints/2009/2/1/280842/


ハイネケンのCM「Walk in Fridge」をヒントにしたムチャクチャな動画

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これホントにムチャクチャな動画。

まさかハイネケンもCMを制作している時に、こんな危ないことをするヤツらが現れるとは思ってもみなかっただろうなぁ。

くれぐれも、酔い子はマネしないようにしましょう(笑)

ちなみに、「何のことやら?」な人は以前紹介したこちらのハイネケンのCMをご覧ください。

・ハイネケンのCMは「Walk in Closet」ならぬ「Walk in Fridge(ウォーク・イン・冷蔵庫)」
http://souseki.search4search.net/2009/01/07/heineken-walk-in-fridge/

【参考記事】
・Heineken : Construire son propre Frigo.[Advert Showroom]
http://www.advertshowroom.com/2009/02/heineken-construire-son-propre-frigo.html


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