お客様は刈り取るものでもなければ、囲い込むものでもありません

Marketing, Life Log, Advertising Comments (2) | Trackbacks (0)

昨日は、広告系ブログ界のアイドル(?)「広告ウーマン」さん、元同僚で最近セミナーなどでお会いする機会が多いkuroyagiさん(「kuroyagi blog」「SEM酒場」を運営)のお二人をお誘いして、恵比寿のベトナム料理店「Nha Viet Nam」でベトナム料理を堪能してきました。

このところ仕事で撃沈ぎみで、広告についてじっくり考える機会も減っていたので、私にとっては会話を通して広告についての自分の考えをまとめられるとても有意義な時間でした。

今回はそのなかで、会話をしながらまとめた考えをエントリー。

よく広告業界やマーケティングのセミナーに参加すると、「顧客を刈り取る」とか「顧客を囲い込む」という表現を耳にしますが、私はこれを聞いていてすごく不愉快な気分になります。それって明らかに消費者を見下した企業目線の発言だろ、コンニャロ。

とは言いつつも、私もさすがに「刈り取る」「囲い込む」という表現は意識して使わないようにしているものの、クライアントへの提案書などでは、便宜上「見込み客をサイトへ誘導して…」とか「顧客を獲得する」なんて企業目線の言葉を使ってしまっている。

だって、その方がクライアントには話が通じやすいから。

でも、そうして提案書などに企業目線の言葉を使うたびに私は胸が痛みます。そして、その痛みを感じたときに自分はまだ正常な感覚だと確認できます。セミナーの講師として壇上に立って、どや顔で「顧客を刈り取る」とか「顧客を囲い込む」とか自信満々に語る人ほど自分は感覚が鈍っていないなと。

結局、私は企業目線の言葉や業界用語を使えば使うほど、生活者との乖離が生まれていくような気がします。そうならないためには、企業目線の言葉や業界用語を極力使わないようにすること、そして、便宜上使わざるを得なかった時に、きちんと胸の痛みを感じられる自分を保ち続けられるかどうかなのだと思います。

先日「インサイト」という言葉を使って、河野さんに叱られたばかりなので、自戒の意味も込めて。


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