仕事人にはふたつのタイプがいるという話を聞いたことがあるんだ。「上を見て」仕事をするタイプと、「天を見て」仕事をするタイプ。上司の顔色や直近の自分の損得だけで動くのが「上を見て」仕事する人。「天を見て」仕事をする人は、会社や上司のためではなくお客さまのためにいい仕事をする、この技術が未来につながるとか社会的に必要だという美学を貫き、自分の信条をもって動く。
これは2カ月ほど前に読んだ『おもてなしの経営学』という本に書かれていた一節なのですが、先日開催した広告系ブロガー・第2回スピンオフ会に参加された方々とお話をしていて感じたことは、皆さんが総じて後者の「天を見て」仕事をするタイプの人たちばかりだということ。
つまり、「広告を通して世の中に貢献したい」という意識を強く持ち、そのために「広告はどうあるべきか」を真剣に考え、それぞれの立場で「広告をより良いものにするため」に日々行動していらっしゃる。
ところが悲しいかな、どこの業界でもそうですが、広告業界にも「上を見て」仕事をする人たちはたくさんいて、同じ会社でもコンセンサスを統一できないことの方が多いのが現実。そして「天を見て」仕事をしていると、その現実に打ちのめされて、時には「あぁ、こうして頑張っているのは俺だけなんじゃないか」という絶望的な孤独感を味わったりすることもしばしばです。
でもそんななか、こうして会社というフレームを超えて、同じ方向を向いている人たちが集まって広告について語ることで、またそれぞれの場所に戻ったときに戦うための活力を得られるのではないかなぁ、と強く感じました。
参加された方のなかには、それを評して「戦友と話すと元気出る」と言っていた方もいますが、今後とも協業や競合など立場はそれぞれですが、広告を通して世の中に貢献していくため、それぞれの立場で一緒に「天を見て」仕事をしてければなぁと思います。
![]() |
おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由 (アスキー新書 55) 中島 聡 アスキー 2008-03-10 |
- 書とノートパソコンを捨てず、町へ出よう ~あるオトコのニート生活1日目の日記~
- 自己表現欲求を仕事に持ち込むべきじゃないと思うよ
- 広告の効果をダイレクトレスポンスとブランディングという二元論で語っていないか?
- オーダーメイドスーツのように、マーケティングプランもオーダーメイド発想で
- 『そんなんじゃクチコミしないよ。』を読んだけど。。。しまった! 読むんじゃなかった




Trackback URL
Trackbacks
Comments
Comment feed
Comment