見るだけじゃなく、音と感触で訴える指圧屋さんの体感型広告

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ブラジルの「Kofukan Therapy Center」という指圧屋さんのポスター広告です。

「Press to Relax.(リラックスのために押してごらん)」というキャッチコピーに促されてポスターを押してみると、骨の継ぎ目がポキポキと鳴るような音と実際に指圧をしたような感触が楽しめるというもの。

仕掛けは単純で、ポスターの後ろに2枚の気泡緩衝材(通称プチプチ)を仕込むことて、骨が伸びる音と人体の弾力性を再現しています。

視覚だけでなく、聴覚と触覚に訴えるナイスアイデア。これは押してみたくなりますねぇ。

kofukanShiatsu

【参考記事】
・Kofukan Therapy Center: Shiatsu | Ads of the World: Creative Advertising Archive & Community
http://adsoftheworld.com/media/ambient/kofukan_therapy_center_shiatsu


iメニューの表示順位を入札方式に。これってドコモのハンターチャンスなわけでしょ

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ユーザーから批判を浴びている下記の件ですが、実はユーザーにとってはそれほど大きな影響はないと思います。

・ドコモ、iメニューのサイト順位を入札で決定へ–6月より導入
http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20373070,00.htm

 NTTドコモはiモードのポータルサイト「iメニュー」において、公式サイトの表示順位決定方式を変更する。これまでは利用者数順に並べていたが、6月からは入札額の高い順に表示する。

というのも、ネット上では「これまで人気順だったのに、お金で順位が買えてしまうようになるのはいかがなものか」という意見が多いようですが、正しくはこれまでもiメニューの表示順位ってお金で動いていた部分が大きかったと記憶しています。

なぜなら、勘違いしている人も多いのですが、これまでの順位に影響を与えていた「利用者数」がいったい何を指しているかというと、これは各公式サイトの登録ユーザー数のことでもなければ、iメニュー経由でサイトへアクセスしたユーザー数のことでもありません。正確には各サイトの毎月のユニークユーザー数を指します(※)。

だから、実際には表示順位が利用者数順の時からすでに、各サイトは表示順位を上げるために、お金を使ってSEOやバナー広告、検索連動型広告、アフィリエイトなど、さまざまなサイト誘導手法を駆使して、ユニークユーザー数を稼ぐことに注力していたわけです(流入経路を多くした方が、ユニークユーザー数を稼ぐには適しているわけですし)。

つまり、利用者数順の時から実はすでに、いろいろなサイト誘導手法にお金をつぎ込める資金力のある企業ほど上位に表示されるということはこれまでも起きていた。だから、iメニューの表示順位を利用者数順から入札額の高い順に変更したところで、表示順位は今とさほど変わらないはずです。

そう考えると、ドコモの以下の説明は意図的なウソが含まれているわけですね。

 今回の施策について、ドコモでは「利用者数では順位の変動があまりなく、入札制を導入することで活性化を図るのが目的」と説明している。

それは、例えば今回あえてすべてのカテゴリを入札制による順位決定方式に切り替えるのではなく、競争の激しい10のカテゴリ(別の言い方をすれば、ユニークユーザー数を稼ぐためにこれまでさまざまなサイト誘導手法にお金が使われていたカテゴリ)だけを選んで入札制を採用したドコモの姿勢を見ても明らかです。

では何が変わるのかと思われるでしょうが、おそらく今回の変更によって影響があるのは単純にお金の流れだけの話です。

これまではSEOやバナー広告、検索連動型広告、アフィリエイトなど、さまざまなサイト誘導手法を駆使するために公式サイトの運営会社から広告代理店や媒体社に落ちていたお金がドコモ(D2C含む)に流れるようになるってことだけでしょう。

例えるなら、広告代理店や媒体社に落ちていたお金をドコモが入札制というゴールデンハンマーを使って、自分のところに引き寄せようとしてしているってことでしょうね。

そうでなければ、ドコモだってバカじゃないから、ユーザーから批判されるのをわかっていながら、こういう変更を打ち出してはこないはずです。

まぁ、でも今回の件で公式メニューに対するユーザーの心象が少し悪化したと思うので、公式メニューの存在意義がまた少し揺らいだことは事実でしょうね。

※ 念のため検索して調べてみたんですが、iメニューの利用者数順の「利用者数」がいったい何を指し示しているのかをきちんと説明している情報ってないんですね。ウラが取れていないので、もしかしたら事実誤認があるかもしれません。その場合はご指摘いただければ幸いです。


自己表現欲求を仕事に持ち込むべきじゃないと思うよ

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この記事は、さきほどのエントリー「広告というより、まるでアートなワインショップの広告」で書いたことの補足です。

かつて私は働いていた編集プロダクションで多くの学生を面接しました。経験者採用がほとんどの出版業界において新卒の学生が編集者になるというのは意外と難しく、社員数10名弱の会社にも関わらず、1年間に応募してくる学生は100名を超えていました。

そんななかで、面接の際に私が一番最初にしていた質問が、「なぜあなたは編集者になりたいのか?」という質問。この質問は至極ありきたりなもののように感じるかもしれませんが、実は採否を決定する上で非常に大きな意味をもっていました。

不思議なもので、この質問をすると大体100人中70~80人は「編集者になって表現がしたい」と答えます。しかし、私はその言葉を聞いただけで、瞬間的に採点欄に「×」を付けていました。

なぜなら、そんな答えをする人は確実に編集者には向いていないし、編集という仕事を勘違いしているからです。

編集者という仕事は決して自らの自己表現欲求を満たすことが仕事ではありません。それよりも、読者が何を知りたいかという一点を見据えて、読者が伝えて欲しいであろうことを伝えていくのが仕事です。

考えてみればわかりますが、自己表現なんてことを目的にしていたら、読者にお金を払って買ってもらえる本なんて一生かかっても作れません。

だから、仮にもし「表現がしたい」ってことが編集者を目指す最大の理由であれば、何もプロの編集者にならなくたっていい。自称売れない小説家にでもなるべきだし、もっと言うと仕事ではなく趣味のレベルでやればいい話。

今の時代であれば、ブログを立ち上げたり、同人誌でも作っていた方がよほど自己表現欲求を満たす近道になる。

ところで、これって編集の仕事だけの話なのでしょうか? いいえ、これっておそらく広告業界にも言えることではないかと思います。広告もクライアントからお金をもらって商品・サービスを売るために実施する以上、結果的にクライアントの売上に貢献するってことを第一に考えなければいけないはずです。

広告を使って自分のアイデアを実現して、自分を売り込むことが目的になってはいけない。あたりまえですが、クライアントのお金を使う以上、売り込むべきは自分自身ではなく、クライアントの商品やサービスであるべきです。

『キミがこの本を買ったワケ』という本には次のような話(P.72-73)が載っています。

 現代広告の父であるオグルビーが、その著書『「売る」広告』の冒頭で紹介している小話を1つ。
 昔、雄弁家のエスキネスが演説した時、人々は「なんて話が上手いんだろう」と感心した。続いてデモステネスが演説した時、人々はこう叫んだ。
「フィリップ王を倒せ!」

 おわかりいただけただろうか。
 オグルビーが言いたかったのは、つまりこういうことである。
「広告とは、モノを売る手段であって、それ自体が輝いて見えても何の意味もない。エスキネスの演説がいくら上手くても、聴衆がフィリップ王を倒そうと思わなければ、本末転倒なのだ」

 業界内で評価が高いとか、手がけた広告が賞を取るのはそれはそれですごいことかもしれないですが、それは本来的に目指すべきものではありません。

 やっぱり広告マンが目指すべきものは、「君のおかげで商品が売れて、ユーザーが満足してくれたよ」っていうクライアントからの一言のはずです。そして、それこそがおそらくはカンヌ国際広告祭のグランプリを受賞するよりもよほど名誉なことだと思います。

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広告というより、まるでアートなワインショップの広告

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胸元からのぞくインナーシャツの色と形でグラスに注がれたワインを表現したフィンランドのワインショップの広告です。

なんてオシャレなセンスなんでしょう! カッコ良すぎっ!

でも、勘違いしちゃいけないのは、あくまでもこれはアート作品ではなく広告だと言うこと。

これって果たしてクライアントのための広告になっているのかな? どことなくクリエイターの自己満足のための広告になっているような気がするんだけど。。。

そんなことない?

foxyblonde
▲ 赤ワイン

foxyguy
▲ 白ワイン

foxybrunette
▲ スパークリングワイン

【参考記事】
・Foxy Wine House: Red | Ads of the World: Creative Advertising Archive & Community
http://adsoftheworld.com/media/print/foxy_wine_house_red
・Foxy Wine House: White | Ads of the World: Creative Advertising Archive & Community
http://adsoftheworld.com/media/print/foxy_wine_house_white
・Foxy Wine House: Sparkling | Ads of the World: Creative Advertising Archive & Community
http://adsoftheworld.com/media/print/foxy_wine_house_sparkling


このCMを見て「Oh! What a sexy sumou wrestler it is!」なんて言われてもなぁ

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「スバル・フォレスター」のカナダ向けCMです。

「ちょっとだけセクシーな日本のSUV車ですよ」ってことをアピールしたいようですが、かなりビミョーな感じですね。また日本の文化が勘違いされてしまいそうです。。。

フジヤ~マ~、ゲイシャ~、サ~ムラ~イ、ニンジャ~、スモ~ウ!

【参考記事】
・Playing Subaru Forester 2009: Car Wash | Ads of the World: Creative Advertising Archive & Community
http://adsoftheworld.com/media/tv/subaru_forester_2009_car_wash


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