今回紹介するフォルクスワーゲン・ゴルフのCMは、自動車のCMとしてはとてもステキな見せ方になっていると思います。
以前、「任天堂のテレビCMに隠されたエクスペリエンス・マーケティング」というエントリーで、モノではなく体験を売るエクスペリエンス・マーケティングというマーケティング手法に触れましたが、このCMの狙い所はまさにコレ。
フォルクスワーゲン・ゴルフという車は、ワインディングロードやハイウェイをかっ飛ばすスポーツカーでもなければ、エグゼクティブクラスが乗る高級車でもない。ましてや、家族みんなで週末のレジャーを楽しむファミリーカーでもない。
どこにでもいるような若い男性が、平日は通勤のために運転し、休日は彼女や友人を助手席に乗せてドライブを楽しむ。窓の外は時には晴れていたり、雨が降ったり、雪の日もあったり。
車中では、彼女とケンカをしたり、仕事のイライラを抱えたまま運転して嫌な気分になったりもするけど、そんな日ばかりが続くわけじゃない。カーステレオから流れる大好きな曲を聴きながらスターバックスのラテ片手にちょっとした癒しの時間を過ごしたり、彼女や友人と思いっきりふざけあったり、楽しい時間にワクワクしたり。
そんなどこにでもある何気ない日常を過ごす相棒のような存在こそがフォルクスワーゲン・ゴルフ。決して派手さはないし、高級とは言えないけど、でもそれが等身大の今の自分に似合った相棒との暮らし。
このCMを観ていると、そういう生活がイメージできますし、我々が売っているのは単なるフォルクスワーゲン・ゴルフという自動車ではなく、何気ない日々を共に過ごすフォルクスワーゲン・ゴルフというあなたの相棒、そしてそんな相棒と過ごすちょっとした幸せのある毎日なんだ、という企業のメッセージが伝わってくるような気がします。
【参考記事】
・TV-spot “VW Golf: Enjoy for everyday”[Advertolog.com]
http://www.advertolog.com/paedia/reels/2008/4/15/511515/
・Volkswagen: Enjoy the Everyday[scaryideas]
http://www.scaryideas.com/video/6932/


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