3月 03
コロンビアの新聞「El Tiempo Newspaper」が行なったキャンペーンは、今後のマス媒体の正しい方向性を指し示しているのかもしれません。
2月4日付けの「El Tiempo Newspaper」の1面は、ほとんどすべての文字が鏡写しで印刷され、写真に写る人たちも皆、なぜか背中を向けています。唯一正しく印刷された白抜きの文字には次のようなメッセージが。
「Darle la espalda al problema no va a hacer que desaparezca. Hoy,sal a marchar. (問題に背を向けていても、問題は解決しません。今日、行進に参加してください。)」

実はこれは、読者に対して、同日に行なわれる反政府武装組織「FARC(コロンビア革命軍)」が誘拐した人たちの解放を求めるデモ行進に参加するように訴えるメッセージです。
「AIDMA」にしろ「AISAS」にしろ、人々に「Action(行動)」を起こさせるためには、「Attention(注意)」と「Interest(関心)」を喚起する必要があります。
ですが、ネット媒体はどうしてもユーザーは自らの関心領域の情報だけを拾う傾向があり、すでに「Attention(注意)」や「Interest(関心)」の後の行動を促す媒体という側面を強く持っています。
それに対し、こうした新聞やテレビ、ラジオといったマス媒体は、多くの人々が目を向けてこなかったことに対し、「Attention(注意)」や「Interest(関心)」を喚起し、「Action(行動)」のキッカケを生み出せる強みを持っています。
このように、マス媒体に携わる人たちが「Attention(注意)」や「Interest(関心)」を喚起する仕組みや仕掛けを考えていければ、マス媒体の存在価値はまだまだ十分にあるのではないでしょうか?
さらに、この「El Tiempo Newspaper」ですが、インターネットへの取り組み姿勢でも日本の大手新聞社よりも先を行っていて、YouTubeにブランド・チャンネルを開設し、アップロードしたニュース動画を公式サイトに貼り付けて使っています。
■ YouTube - eltiempotvチャンネル
http://jp.youtube.com/eltiempotv

「問題に背を向けていても、問題は解決しません。今すぐ行動してください」。
日本の新聞社にそう問いかけたくなるコロンビアの新聞社の先進的な事例です。
【参考記事】
・El Tiempo Newspaper: Face the problem | Ads of the World: Creative Advertising Archive & Community
http://adsoftheworld.com/media/print/el_tiempo_newspaper_face_problem
3月 03
今回紹介するのはネスカフェの広告なんですが、自分がコーヒーを飲む時のイメージって、まさにこんな感じ。
別に喉が渇いたから飲むっていう訳じゃなく、インスタントコーヒーの味なんてたかが知れてるから、ちょっとぐらい美味しいのが良いってこともない。
ただ単にコーヒーを飲んでリラックスすることで、煮詰まって混線した頭の中を解きほぐしたいっていうだけなんだよね。
そういうユーザーの気持ちをわかってくれるってだけで、何だかブランドに愛着を感じるから不思議。
「ボクの魅力はねぇ」って一方的に話しかけるプロダクトアウト発想じゃなく、「君が欲しいのはこういう商品でしょ」っていうマーケットイン発想の広告作りって大切なことだなぁ。


【参考記事】
・Nescafe instant coffee: Man (AdOfDaMonth.com)
http://www.adofdamonth.com/ads/show/2964
・Nescafe instant coffee: Woman (AdOfDaMonth.com)
http://www.adofdamonth.com/ads/show/2965
3月 03
恋は盲目と言います。
感傷的なラブソングをバックに、公衆の面前で恥ずかしげもなく、じゃれ合っているカップル。さて、この2人を待ち受ける運命とは?
約1分間のCMですが、どんな商品のCMかが判明し、商品画像が登場するのは最後のわずか2秒間ぐらいです。
恋もCMもこうした焦らしのテクニックは大切ですね。なかなか手の内を見せないことで、商品に対する恋心が芽生えるかもしれません。
前振りとなるカップルの映像があるだけに、「CUT IT OUT WITH THE SWEETNESS. IT DOESN’T QUENCH YOUR THIRST.(甘さはいりません。それは、あなたの渇きを癒してはくれません。)」というコピーが引き立ちます。
最後に答えですが、このCMはアルゼンチンでペプシが発売しているトニックウォーター「Paso de los Toros」という清涼飲料のCMです。
【参考記事】
・Playing Paso de los Toros: Kisses | Ads of the World: Creative Advertising Archive & Community
http://adsoftheworld.com/media/tv/paso_de_los_toros_kisses
3月 03
イタリアのフェレロ社が製造するチョコレート菓子「FERRERO ROCHER(フェレロ ロシェ)」。
クランチされたヘーゼルナッツ入りのチョコレートで、日本ではコンビニやスーパーなどでも取り扱っているそうです。
今回紹介するのは、その「FERRERO ROCHER(フェレロ ロシェ)」の広告。
ミケランジェロ作の「ダビデ像」とボッティチェリ作の「ヴィーナスの誕生」というイタリアを代表する芸術作品に、「The art of Italian chocolate.(イタリア・チョコレートの芸術)」というキャッチコピーを絡めて、商品の魅力を訴求しています。
どちらの写真も加工(CG?)処理されていて、まるで「フェレロ ロシェ」を口に含んでいるように、頬を膨らませているのがイタリアらしいオシャレなエッセンスですね。

▲ ダビデ像

▲ ヴィーナスの誕生
【参考記事】
・Ferrero Rocher: David | Ads of the World: Creative Advertising Archive & Community
http://adsoftheworld.com/media/print/ferrero_rocher_david
・Ferrero Rocher: Venus | Ads of the World: Creative Advertising Archive & Community
http://adsoftheworld.com/media/print/ferrero_rocher_venus
3月 03
「“たれぱんだ”じゃないよ、WWFのシンボルマークを上手に使った公共広告だよぉ」でも紹介しましたが、WWF(World Wide Fund for Nature/世界自然保護基金)の公共広告は何ともオシャレ。
今回紹介する赤外線を使った中国・北京にある広告も、「なるほどぉ」と感心せざるを得ませんね。

キャッチコピーは、「Have we hit a nerve?(私たちは神経に障りましたか?)」。
普通ならその後に、「でも、あなたたち人間が私たち動物にやっていることって、こういうことですよ」という積極臭いコピーを続けたくなるところですが、それをあえて言わないことによって、メッセージを素直に受け入れやすくしているような気がします。
【参考記事】
・WWF: Target practice | Ads of the World: Creative Advertising Archive & Community
http://adsoftheworld.com/media/ambient/wwf_target_practice
・Print “WWF: Target practice”[Advertolog.com]
http://www.advertolog.com/paedia/prints/2008/02/28/198505/
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