「Stage6」が2月28日にサービス終了。やはり画質よりコンテンツが重要だった

Web Service Comments (0) | Trackbacks (0)

動画共有サイト「Stage6」が2月28日にサービスを終了するらしいです。

・高画質の動画共有サイト「Stage6」が2月28日でサービス終了へ–運営コストをまかなえず[CNET Japan]
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20368124,00.htm
・Divxが人気海賊サイトStage6を閉鎖[TechCrunch Japanese]
http://jp.techcrunch.com/archives/divx-shuts-down-popular-piracy-site-stage6/

実際に使ってみて感じたことですが、数ある動画共有サイトのなかで「Stage6」は画質という点ではライバルと比べて高いクオリティレベルを誇っていたし、基本的なサービス自体は「YouTube」と比べて何ら遜色がなかったと思います。それでも、閉鎖されてしまうという現実。

ここで重要なのは、画質としては最低ランクに属する「YouTube」「ニコニコ動画」がおそらく勝ち組として残る一方、なぜ高画質が売り物だった「Stage6」が真っ先に土俵を去ることになったのかということ。

そこにある教訓は、やはり動画共有サイトにおける画質というものは、決定的な集客のためのアドバンテージにはならなかったということでしょう。それよりも、結局はコンテンツの差(まず多くのユーザーが集まったことでアップロードされる動画の本数が増え、その動画目当てにユーザーが集まり、さらにはまたアップロードされ、コンテンツが充実し・・・という具合に好循環に入ることができた)や、その集めたユーザーと動画という資産を武器に、どうやって事業化(マネタイズ)する仕組みを確立できるかが重要であったのだと思います。

このことは、ハイビジョンなどの技術面に走りがちなテレビ業界や家電業界などの映像に関わる産業でも肝に銘じておく必要がありますが、メディア産業全体としても考えさせられる面があります。

当然のことながら、やはりメディア産業においてはコンテンツこそが命で、高い技術力などは二の次の話になるのではないでしょうか。今回の「Stage6」閉鎖というニュースは、「Contents is King」というメディアの在り方をあらためて考えさせられるニュースだと思います。

■ Stage6・Videos
http://www.stage6.com/videos
Stage6 · Videos

それにしても、エンベッドした動画も配信終了するということになると、サービスを利用していたブログ・オーナーにとってはかなりの痛手です。

最近では、「YouTube」「Bloglines」といった大手企業が提供するサービスでもアクセスできない状況が発生したりしているので、データを“あちら側”にすべて預け切ってしまうのも少し考えないといけないかもしれませんね。

やはりリスクヘッジのためには複数サービスへの重複保存かな?

技術者の皆さん、貼り付けた動画や写真に対して、「YouTube」「Flickr」などメインで使っているサービスがダウンしていたら、サブで使っている他の共有サービスから同一データを引っ張ってくるような仕組みって作ってもらえませんか?

【参考記事】
・YouTubeがダウン–原因はパキスタンでのアクセス遮断か[CNET Japan]
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20368032,00.htm
・YouTubeがダウン。パキスタンテレコムのせい?[TechCrunch Japanese]
http://jp.techcrunch.com/archives/youtube-suffers-downtime-pakistan-telecom-to-blame/
・Bloglines、長時間ダウンに説明なし[TechCrunch Japanese]
http://jp.techcrunch.com/archives/bloglines-suffers-major-outage-heading-for-the-deadpool/


ネット広告系リサーチ&レポート紹介記事の備忘録

Yahoo!, Advertising Comments (0) | Trackbacks (0)

昨日はやけに興味深いリサーチデータやレポートの発表が多い1日でした。

個人的な備忘録の意味で、のちのち役立ちそうな記事をリストアップしておきます。

・インターネット広告の前に立ちはだかる問題――監査法人トーマツレポートより[Japan.internet.com]
http://japan.internet.com/wmnews/20080225/3.html

デロイト トウシュ トーマツの TMT グループは2008年1月22日、2008年のメディア業界予測レポート「Media Predictions:TMT Trends 2008」を発表した。

同レポートは、インターネット広告が2008年、消費者が抱く反感と規制当局の監視の結果として、多数の課題に直面するであろうと予測している。

障害の1つとしては、ネット広告そのものに対する反感の増大であり、また、オンライン行動の追跡に対する反発が高まる恐れもある。2008年の広告業界は自らの主張を説明することが求められるだろう。

・オンライン広告はポータルから検索、エンタメサイトにシフト–米調査[CNET Japan]
http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20368104,00.htm

最近のオンライン広告の動向は、ポータルサイトに対する支出が減少しているのに対し、検索やエンターテインメント、ソーシャルネットワーキングサイトに対する支出が増加している。

オンライン広告会社aQuantiveの広告代理店部門であるAvenue A/Razorfishが米国時間2月24日に発表したレポートから明らかになった。

このレポート「2008 Digital Outlook Report」によると、2007年にAvenue A/Razorfishを通じて支出されたオンライン広告支出の総額は前年比36%増の7億3500万ドルで、広告が掲載されたウェブサイトの数も倍増し、1800件を超えたという。

しかし、オンライン広告支出全体に占めるポータルに対する広告支出のシェアは2006年の24%から19%に減少した。それに対し、検索に対する支出のシェアは28%から31%に増加し、さらに特定分野に絞ったバーティカルサイトに対する支出のシェアも37%から39%に増えた。また、広告ネットワークに対する支出のシェアは11%で横ばいだったが、上位5つの広告ネットワークに対する支出は増加した。

・世界のインターネット広告費、2012年に1,470億ドル[インターネット広告のひみつ]
http://www.netadreport.com/blog/2008/02/20121470.html

2008年2月15日、ケルシーグループが予測を発表。2007年から2012年にかけて、世界のインターネット広告費は447億5,000万ドルから 1,466億1,900万ドルにまで成長して、総広告費の21%を占めるようになるという。この予測にモバイル広告は含まれていない。

・活字離れならぬ”テレビ離れ”進む米ネットユーザー - ネット広告の将来有望[マイコミジャーナル]
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/02/25/073/index.html

米IDCは、インターネットユーザーのメディア利用実態などを調査した最新レポート「U.S. Consumer Online Behavior Survey Results 2007 - Part One: Wireline Usage」を発表した。これによると、よくインターネットを活用する人々の間で、他メディアの利用離れが急速に進みつつある。

調査結果によれば、米国民は1週間に合計で約70.6時間を、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌・インターネットなどのメディア視聴に費やしている。このうち、インターネットユーザーが毎週ネット利用に費やす時間は、約半分の約32.7時間と最も多く、テレビ視聴時間(約16.4時間)のおよそ2倍、新聞や雑誌を読む時間(約3.9時間)の8倍以上に達しているという。

・Yahoo! JAPAN、リニューアルで「トピックス」利用者が260万人増加[CNET Japan]
http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20368102,00.htm

ネットレイティングスは2月25日、ニールセン・オンラインが提供するインターネット利用動向調査「NetView」の2008年1月データをまとめ、発表した。

Yahoo! JAPAN全体の利用者数はリニューアル前後でほとんど変化がないものの、トップページから誘導されるYahoo!ニュース「トピックス」については、前月比で260万人(13.6%)の増加となった。また、個別の記事や写真・動画ニュースが掲載されている「Yahoo!ニュース」も128万人(7.3%)増加している。

一方で、開設以来トップページに掲載されていた登録サイトの個別ディレクトリへのリンクがなくなったことから、Yahoo!カテゴリ利用者数の減少が予測されていた。しかし実際には、トップページ経由の利用者は242万人から44万人に激減したものの、検索結果ペーやニュースページのリンクからの流入が大幅に増加したため、Yahoo!カテゴリ全体の利用者は前月から2.2%増となる912万人となった。


テレビ番組の評価をリアルタイムに集計する「人気率.com」がオープン。開設のキッカケは視聴率調査への疑問から

Web Service, TV Contents Comments (0) | Trackbacks (1)

テレビ業界の視聴率信仰へのアンチテーゼとも言える「人気率.com」という面白いサイトが立ち上がりました。

残念ながら、ニュースサイトやブログであまり話題になっていないようだったので、ここで強力にプッシュさせてもらいます。

・今のシーンに1票! テレビ番組の”人気率”が分かる「人気率.com」[マイコミジャーナル]
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/02/25/073/index.html

今見ているテレビ番組の”人気率”がほぼリアルタイムで分かる、テレビ番組人気投票サイト「人気率.com」がオープンした。現在放送中の番組に対し、「好き」か「嫌い」かを投票でき、投票数から計算された人気率が1分ごとに更新され、視聴者の反応がリアルタイムでグラフに表示されるようになっている。
・・・(中略)・・・
サイトには現在放送中の番組名が表示されており、それぞれ「好き/嫌い」ボタンで番組を評価する。投票総数を分母に、好き/嫌いそれぞれの得票数を分子にして”人気率”(%で表示)を計算、評価の移り変わりを時系列でグラフにしている。

「人気率.com」を開設したのは初めてサイトを開設した個人の方だそうで、そのキッカケがスゴイ。

視聴率測定が実情に合っていないのではないかという疑問と、テレビ番組が今現在どのように見られているかがリアルタイムで発表されることは今後も無いだろう、という考えが、このサービスの発想につながったという。

それにしても、テレビ業界や視聴率調査会社はいったい何をやってるんでしょう? 視聴率調査への疑問の声は、すでに何年も前から巻き起こっていることで、それに対する改善の動きが見られず、こうして個人の取り組みに先を越されたばかりか、「テレビ番組が今現在どのように見られているかがリアルタイムで発表されることは今後も無いだろう」なんて、すっかり改善能力なしの烙印まで押されてしまって。。。

テレビ好きの私としては、ぜひテレビには今後も頑張ってもらいたいので、業界全体としてもっと危機感をもって真剣に改革に取り組んでもらわないと困ります。

そうでなくとも、ちょうどアメリカのメディア利用実態の最新調査で、テレビ離れを実証する次のようなデータも発表されたばかりなんですからね。

・活字離れならぬ”テレビ離れ”進む米ネットユーザー - ネット広告の将来有望[マイコミジャーナル]
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/02/25/073/index.html

この「人気率.com」はまだあまり利用者が多くないようですが、せっかく良いサービスなので、皆さん良ければ使ってみてください。

■ 人気率.com - リアルタイムテレビ番組人気投票所
http://www.ninkiritsu.com/
人気率com


WP Theme & Icons by N.Design Studio
Entries RSS Comments RSS ログイン