美容師やタクシー運転手、水商売などの接客業では、お客さんと政治や宗教、プロ野球の話をすることはタブーと言われています。
なぜなら、下手にその手の話をするとお客さんを不快な気持ちにさせることがあり、時にはケンカに発展する場合があるからです。
そのため、なるべくそういうキワドイネタは公共性の高い広告でも不用意に取り上げない方がいいのではないかと思っています。実際、「何が不謹慎なのか意味不明? 知事選をテーマにしたテレビCMが打ち切りに」で取り上げたように、国内では政治ネタで放送できなくなったCMの例もあるわけですし。
ところが、所変わって海外では「AXEのプロモーションはアメリカでもかなりのキレキレ度合いです」で取り上げたように、政治を茶化したネタは全然アリのようですね。
今回紹介する「Stabilo Erasable Pens」という消せるペンの広告の場合も、香港で展開された広告ですが、アメリカ政治を痛烈に批判した内容になっています。
ポスターの中央には、前回のアメリカ大統領選挙を連想させるアル・ゴアとジョージ・ブッシュの候補者名が書かれ、ジョージ・ブッシュにチェックが入っています(つまり、ジョージ・ブッシュに投票した投票用紙ということですね)。
そして、右下に書かれたキャッチコピーが商品の魅力をズバリ伝えつつ、前回のアメリカ大統領選挙を痛烈に批判しています。
「Everyone makes mistakes(誰でも間違いを犯します)」
オイオイ、スゴイこと言うねって感じでしょ。。。
確かにアメリカ国内でも、今ではそのチェックは間違いだったと考えている人は多いのかもしれませんが、いかに消せるペンでも残念ながらそこまではさすがに消せないでしょうね。
日本ではそのままだと絶対ムリな広告ですが、投票用紙を妻に送った昔のラブレターとか婚姻届とかに置き換えたら、日本でも消せるペンの広告として話題になるかもしれません。
【参考記事】
・Print “Stabilo Erasable Pens: Political mistakes”[Advertolog.com]
http://www.advertolog.com/paedia/prints/2008/2/22/198349/
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