昨年9月14日に、カシオ計算機が「YouTube撮影モード」付きの「EXILIM」を発売した時に、正直「ウマイッ!」と思いました。
カメラ好きの人ならば、デジカメを性能で選ぶ場合に解像度や描写性能など、いろいろな選択基準があるはずですが、どう考えても一眼レフカメラを選んでしまうはず。
一方、コンパクトデジカメの場合は、わずかな性能差をカメラに詳しくない一般ユーザーに訴求するのは難しく、ブランド力以外では差別化が難しい。
その点、「EXILIM」の「YouTube撮影モード」は技術的には難しいことではないんですが、カシオはYouTubeと独占契約を結んだことで、ライバルが絶対に越えられない競合優位性を確保しました。これって、最初に気付いた者勝ちなので、そこに目を付けたカシオの動きの早さに感心しました。
さらに、そんな「EXILIM」が海外でYouTubeを使って展開していたキャンペーンも秀逸! このキャンペーンの発想ありきで、「YouTube撮影モード」を搭載したんじゃないかと思うほどよく練られたキャンペーンです。
街頭広告には、「EXILIM」の写真と次のようなメッセージ。
「Pose in front of this camera. You will be on YouTube in just 10 minutes thanks to the magic of Casio Exilim.(このカメラの正面でポーズを取ってください。あなたは10分後にCASIO EXILIMの魔法のおかげでYouTubeに表示されるでしょう)」
もちろん、こんなことが書かれていたら、街行く人たちはみんなポーズを取ってしまうわけですが、実はその様子を撮影しているのが、広告に埋め込まれたレンズではなく、その広告を前にポーズを取っている人を引きのアングルで押さえた場所にあるカメラ。このあたりのセンスも「どっきりカメラ」っぽくてなかなか面白い。
実際に、街頭広告に書かれたアドレスにアクセスすると、YouTubeに専用チャンネルが用意されていて、その映像がアップロードされています。これ、絶対面白いキャンペーンだと思うので、日本でもやればいいのになぁ。
■ YouTube - CASIOupin10のチャンネル
http://jp.youtube.com/CASIOupin10

【参考記事】
・YouTube撮影モード付き新「EXILIM」 - ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0708/28/news089.html
・Smile… You’re on the Casio Exilim[Buzzing Bees]
http://www.buzzingbees.be/2008/02/20/smile-youre-on-the-casio-exilim/
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