ご存知のように、松下電器産業が10月から社名を「パナソニック」へ変更するというニュースが1月10日に発表されました。
・松下電器産業株式会社が「パナソニック株式会社」に社名を変更 | プレスリリース
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn080110-4/jn080110-4.html
・「断腸の思いもあるが」――松下が「パナソニック」に社名変更 - ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0801/10/news121.html
今後、リブランディングのために、松下がどんな広告戦略を打ってくるのかが楽しみです。当然、大きなお金が動くことでしょうし、きっと以前紹介した「ココロつなぐ物語」のようにクオリティの高い広告を提供してくれることでしょう。
ところで、個人的には社名と聞くと条件反射である話を思い出します。それは、以前読んだ『インサイト』という本のなかに書かれたハーゲンダッツの命名に関するストーリー。初めて読んだときに、社名ひとつでここまでブランド・イメージに影響を与えることができるのかと感動し、今でも忘れられないストーリーになっています。
ハーゲンダッツの生まれ故郷は?
ハーゲンダッツはどこの国のブランドか、ご存じだろうか。
スペルが独特(ウムラウトと呼ばれる点々がäの上についている)だから、どうも英語圏ではなさそうだ。言葉の響きがコペンハーゲンと似ているから、そのあたりか。クリームにこだわりがあるのは酪農の盛んな地域だろうから、北欧か、オランダか、スイスか……。そんな答えがよく返ってくる。
実はハーゲンダッツはアメリカのブランドなのである。
ではなぜ、英語を使っていないのか。それは、ブランド名を決めるにあたって、どこのアイスクリームが一番おいしそうに見えるかを考えたからなのだ。アメリカの消費者にも北欧あたりがアイスクリームの本場というイメージがあり、アメリカのものよりおいしそうだと感じていたのである。
そんなわけで、いまでもハーゲンダッツは、アメリカ以外のどこかの国、おそらく北欧あたりのブランドだと思われているらしい。一方、ヨーロッパの人々も、どこかはわからないが、自分の国のブランドではないと思っているようだ。
それもそのはず、「ハーゲンダッツ」は、どの国の言葉でもなく、まったくの造語なのである。おいしい乳製品を連想させる北欧らしい響きの「ハーゲン」と、「ダッツ」という力強い響きをくっつけただけなのだ。
その結果、どの国に行っても、どこかは知らないけれど本場から来たアイスクリームだと思われており、ミステリアスなイメージを持たれている。なかなかよくできたブランド・ストーリーではないだろうか。(174ページ全文転載)
ちなみに、私もこの話を読むまでは、すっかりハーゲンダッツは北欧かオランダのブランドだとばかり思い込んでいました。
■ ハーゲンダッツ Haagen-Dazs
http://www.haagen-dazs.co.jp/

最後にもうひとつ、ネーミングに関して明日話したくなる小ネタをひとつ。
ケータイキャリアのライバルであるNTTドコモとauって、実はどちらも「ZYXYZ(ジザイズ)」っていう会社がネーミングを考えたんですよぉ。
■ 株式会社 ジザイズ:―ZYXYZ― ネーミング開発実績
http://www.zyxyz.co.jp/portfolio/portfolio_corporate.html

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