1月 31
うーん、悩む。
この広告をどう捉えるべきか?

意味深な写真で、いかにもAttentionを喚起しそう。
それに、コピーも衝撃的で、この事実を初めて知る人も多いはず(実際、私もそのうちの一人)。
BAD WATER KILLS MORE CHILDREN THAN WAR.(汚水が戦争よりも多くの子供たちを殺している)
でも、全体的にはまるでファッションビルの広告かのように、かなり洗練された印象を受ける。それこそ、額に入れて部屋に飾っても違和感がないぐらい。
こうした公共広告を見て悩むのは、目を背けたくなるような現実を多くの人に知ってもらうために、かなりマイルドに味付けして伝えていることが正解なのか、ということ。
それとも、ありのままの悲惨な現実を伝えて、たとえ一瞬嫌悪感を抱くようなものであっても、目を背けている人たちの首根っこを掴んで、無理やりにでも目に飛び込ませることが正解なのだろうか。
昔、湾岸戦争やイラク戦争を伝えるニュース映像で繰り返し流された米軍の空爆映像は、まるで戦闘機を操縦するテレビゲームのコックピットから見るような光景だった。そこには、その空爆によって亡くなっていく人たちのもだえ苦しむ姿は無い。
だから、映像を見ていても、戦争によって人が死ぬというリアリティが欠如し、戦争の本当の恐ろしさがまるで伝わってこなかった気がする。
こうした公共広告はリアリティを削っても多くの人に関心をもってもらうことが重要なのか、それとも現実をありのままに伝えて、本当のことを知ってもらうことが重要なのか。
このユニセフの広告を見て、いまひとつ答えがみつからずに悩んでいる。
【参考記事】
・Unicef - Bad Water Kills ads - AdverBox Advertising Blog
http://www.adverbox.com/unicef-bad-water-kills/
1月 30
今回紹介する任天堂Wiiの雑誌広告を「日刊・世界の広告クリエイティブ」さんで初めて見たとき、そのアイデアに思わず感動すら覚えました。



これまでは、ネット広告の利点を人に話す際に、「ネットでは、データの双方向性を活かして、これまで実現できなかった対話式の表現が可能です」なーんてこと、したり顔で話していたんですが、これを見て猛反省しました。
「データの双方向性があるから、ネットだけがインタラクティブな表現ができる」なんてのは思い上がりもいい所です。確かに向き不向きはありますが、そんな壁はアイデア次第でいくらでも克服できるもんなんですね。
この広告には、いかに自分が固定観念に捕われていたのかってことをつくづく思い知らされました。
【参考記事】
・日刊・世界の広告クリエイティブ: Wiiテニスの雑誌広告。
http://mochikaz.blogspot.com/2008/01/blog-post_20.html
・Nintendo Wii: Tennis | Ads of the World: Creative Advertising Archive & Community
http://adsoftheworld.com/media/ambient/nintendo_wii_tennis
・Nintendo Wii: Bowling | Ads of the World: Creative Advertising Archive & Community
http://adsoftheworld.com/media/ambient/nintendo_wii_bowling
・Nintendo Wii: Baseball | Ads of the World: Creative Advertising Archive & Community
http://adsoftheworld.com/media/ambient/nintendo_wii_baseball
1月 30
1月21日から発売が開始されているコカ・コーラシステムの気合入魂ドリンク「リアルキアイダー」。
「“気合伝道師”アニマル浜口さんとのコラボレーションで誕生した“北京オリンピック公式エネルギー飲料”」という、明らかにアニマル浜口ありきの企画先行型商品ですが、なんともブロガー受けしそうなネタで、すでに発売開始時点からさまざまなブログで取り上げられています。
特に話題になっているのが、そのプロモーション活動。「“気合”入魂のプロモーション活動」とうたい、「リアルキアイダー 気合入魂バス」が1月21日から2月20日まで全国主要都市を巡回するという「リアルキアイダー アニマル浜口 気合巡業」だったり、1月29日から2月25日までの期間限定でAmebaブログに開設された「リアルキアイダー」公式ブログ『気合注入!アニマル浜口のオレに訊け!』だったり、すべてがアニマル浜口頼りの企画。
・「リアルキアイダー」新登場[日本コカ・コーラ|ニュースリリース]
http://www.cocacola.co.jp/corporate/news/news_000317.html

■ 「リアルキアイダー」公式ブログ
http://ameblo.jp/real-kiaida/

個人的には、プロモーションが販売開始直後だけの期間限定企画というのは、明らかに商品の短命性を前提にした企画で、好きではありませんね。
お笑いで言うところの、「出オチ」と一緒。
Wikipediaによれば、「出オチ」とは「登場と同時に笑いをとること。主に変な服装・格好・メイク、あるいは裸・裸に近い格好で登場することを指す。いくら手の込んだ格好をしても、一度見せたらそれでお終いなので、その後は笑いの効果が全く無い、傍から見ても居心地が悪い状態を晒し続ける事となる」とあるので、まさにそんな感じです。
こういう一発屋の「出オチ」商品ばかりを出していると、企業として本当の商品開発力やブランド力ってつかないと思うんだけど、そのへんはどう考えてんだろ?
それに、消費者としても、こういう商品って「ノリで買ったけど、別に買わなくてもよかったな。なんだか催眠商法に騙された気分」ていう風になって、企業に対してのマイナスイメージが広がると思う。
広告を含むプロモーションって、それ単体で商品を消費者に売りつけるための手法ではなくって、本来商品が持っている良さを増幅して消費者にその良さに気付いてもらうための手法だと思っているので、個人的にはこれは絶対NG。
ま、これはあくまでも私個人の見解なので、プロモーションを楽しめる人は思いっきり楽しんでもらっていいと思います。公式サイトでは、プレゼントが当たるスペシャルゲームを展開中で、ゲームのブログパーツも配布しています。
でも、こういうプロモーションのノリだと、これもいつサービスが終了するかわからないので、楽しみたい人はお早めに、という感じではあります。
■ リアル REAL 公式サイト
http://www.cocacola.co.jp/products/real-energy/

1月 29
やるなぁ、うまいなぁ。意味も無く体をよじりたくなるようなウマさです。

静かさがウリの富士通製エアコン。
でも紙媒体では音の静かさが伝えられない。そこで、エアコンの噴出し口を五線譜になぞらえて、ト音記号だけを落書き。続く音符がまったくないので、無音状態が伝わってきます。
ちなみに富士通製のエアコンのブランドネームと言えば「NOCRIA」ですが、この名前は開発時に、フィルター自動清掃機構を搭載するなど、それまでのエアコンの概念を大きく転換させる商品ということで、「AIRCON」のスペルを逆から並べたのが由来です。
「AIRCON」⇔「NOCRIA」。ねっ!
このネーミングの秘話も物語性があって面白いですよね。
【参考記事】
・Fujitsu: Silent | Ads of the World: Creative Advertising Archive & Community
http://adsoftheworld.com/media/print/fujitsu_silent
・当社のあゆみ nocria@開発裏ばなし - 富士通ゼネラル JP
http://www.fujitsu-general.com/jp/corporate/profile/history/nocria/index.html
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