12月 23
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湖池屋「ドンタコス」のテレビCMを久しぶりに観た。
このテレビCMは電通で広告プランナーを勤め、一時代を築いた佐藤雅彦氏によるもの(佐藤氏はCMプランナー以外にもテレビ番組の「ピタゴラスイッチ」や、爆発的大ヒットになった「だんご3兄弟」のプロデュース、ゲーム、映画、執筆などでもマルチな才能を発揮している)。
佐藤氏はこのテレビCMのほかにも、「ポリンキー」や「スコーン」、サントリー「モルツ」などのCMを手がけているが、BGMに商品名の連呼を多用しているのが特徴。
♪ドンタコスったらドンタコス~
♪ポリンキー、ポリンキー、三角形の秘密はね~
♪スコーン、スコーン、湖池屋スコーン~
♪モルツ、モルツ、モルツ、モルツ~
何て単純なCMだろうと思うかもしれないが、広告は広告を宣伝するものではなく、商品を宣伝するものなので、このわかり易さと潔さは実はとても重要な視点。
広告賞を取る広告が良い広告ではなく、クライアントの売上に貢献できる広告こそが良い広告だと思う。だとしたら、佐藤氏の手がけた広告は、BGMと一緒に商品名がこうして記憶に残っていることが成功している広告の証し。
人間は得てして複雑なものにこそ価値があると思いがちだが、実は複雑なものは、単に不要なものを削ぎ落とす作業ができていないだけというケースや、単純化して伝える工夫がなされていないケースも多い。
広告なんて高尚に難しく作っても誰も理解しようなんて思ってくれない。だから、わかり易さと潔さを突き詰めて、シンプルな形に削っていくことが大切。
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