パンテーンのフケ予防シャンプーの不愉快なアンビエント広告

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今回紹介するのは、P&Gのヘアケアブランド「パンテーン」がフケ予防シャンプーのためにドイツで行ったキャンペーン。

バーやレストラン、食堂などの飲食店に女性の顔を描いたオリジナルのソルトシェーカーを置いて、さらにソルトシェーカーの裏に「STOPS IT: Anti-dandruff shampoo by Pantene Pro-V(それを止めてください。パンテーンPro-Vのフケ予防シャンプー。)」のコピーを付けるというものです。

つまりは、下の写真を見てもらえばわかる通り、ソルトシェーカーを女性の顔、塩をフケに見立てて、パンテーンのPro-Vシャンプーを使えばフケ予防になるということを強烈にアピールしているわけですね。

Pantene_Dandruff

いやぁ、よく考えられてます。ナイスセンスです。

でも、個人的にこれはナシ。

だって、こんなソルトシェーカーから出てくる塩を振りかけさせられたら、飲食店を利用するお客さんの立場としては料理がマズく感じられて不愉快だし、その嫌な経験を後々までブランド体験として引きずってしまいそう。

訴求内容に関しても、「パンテーンはフケ予防になる」ではなく、「パンテーン=フケ」という脳内変換がされてしまって、確実に逆効果な気がします。

ちなみに、このあたりは「no problem LLC.」でコピーライター兼クリエイティブディレクターとして活躍する小霜和也さんの近著『欲しい ほしい ホシイ』でも触れられているので、最後に長文転載させていただきます。

素直がいちばん

さて、言葉についても、脳はカロリーセーブしながらざっくりした解釈をしようとします。
ずいぶん以前、たしか糸井重里さんがこんなことをおっしゃっていたという記憶があります。
「うんこくさくないダイヤモンド」と言っても、うんこの臭いが残りますよねー(うろ覚えなので・・・、間違ってたらすいません)。
「感覚は理屈に勝つ」ということを端的に指摘したのだと僕は解釈しましたが、だから僕は、広告コピーはなるべく素直なものがいいと思っています。
それはなるべく「肯定語」を使用する、ということです。
「この商品は売れてます」
と書けば、それを読んだ人は、ははぁ、売れてるのね、と認識してくれます。
しかし、
「この商品が売れないなんて、ありえない!」などと言い方をひねったとすると、これを読んだ人は無意識に、んー、ざっくり、売れない、みたいなこと? と思っちゃうんですね。
…(中略)…
「ネガキャン(ネガティブキャンペーン)」と言われるものがありますね。
いやなものを見せたり、不安を煽るようなメッセージを投げかけ、気をもませておいてから、「そこからあなたを救済しますよ」と、商品登場。
理屈上では、いろんないやなこと、不安なことが商品によって払拭されるわけですから、好意度急上昇となるはずです。
しかしじっさいには、表現がネガティブだと商品もネガティブな印象になってしまいます。
ざっくりした脳は「ネガティブなもんはネガティブやろ?」と解釈してしまうからです。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」とは、ほんとうによくできたことわざです。

ちなみに、この『欲しい ほしい ホシイ』という本は、広告業界で働く人には激烈にオススメです。特に頭でっかちで、理屈ばかりこねる人にはぜひ読んで欲しい1冊です。

欲しい ほしい ホシイ── ヒトの本能から広告を読み解くと 欲しい ほしい ホシイ── ヒトの本能から広告を読み解くと
小霜和也

インプレスジャパン 2010-05-21
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【参考記事】
・P&G Pantene Pro-V Anti_Dandruff Shampoo: Dandruff is not appetizing | Ads of the World
http://adsoftheworld.com/media/ambient/pg_pantene_prov_anti_dandruff_shampoo_dandruff_is_not_appetizing


「暑いねぇ。こんな日はビールだな、ウン」。そんな気持ちを後押しするインドのつり革広告

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しばらく放置状態だった当ブログ。

このところ各所より「あれぇ、全然更新されませんねぇ」と含み笑いでイヂワルな指摘を受け始めたので、慌てて更新します。

まずは、久しぶりということでライトなネタから。

IP-busGrab

こちらはインドのノンアルコールビールのつり革広告です。

空港利用者が50%増加するインドの休暇期間、その繁忙期を狙って空港輸送バスで展開されたものだそう。

ここ数日、日本でもうだるような暑さが続いていますが、外回りで汗をかいて電車移動をする時、こんなつり革を見せられたら絶対飲みたくなっちゃいますよね。

そういう意味では、日本でもビールメーカーなどが実施しても面白い事例かもしれません。

【参考記事】
・Indus Pride: Beer Mug | Ads of the World
http://adsoftheworld.com/media/ambient/indus_pride_beer_mug


「Visaゴォーーールキャラバン」が都内近郊を巡回しています。キャラバン隊を見つけたら、ぜひ挑戦してください!

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お仕事でお手伝いしているイベント「Visaゴォーーールキャラバン」が都内近郊を巡回しています。

このイベント、世界6カ国同時開催で、一般参加者を集めてマイクの前で大声で「ゴォーーール!」と叫んでもらうというもの。

参加者全員にオリジナル・ミサンガがプレゼントされる他、100デシベルを超えた挑戦者には2,000円のVISA商品券が当たるチャンスも。

■ Visa 2010 FIFAワールドカップ南アフリカ大会 応援キャンペーン
http://www.visa-news.jp/2010fifa/index1.html
visa2010fifa

何日かイベントに同行しているのですが、意外と男性よりも女性の方が積極的だったりして、これも男性の草食化の影響なんでしょうか。。。

ちなみに「YouTube」にも、公式チャンネルが公開されていて、用意された動画を見るだけでなく、ユーザーが「ゴォーーール!」と叫んでいる動画の投稿もできるようになっています。

■ YouTube - visagofans チャンネル
http://www.youtube.com/VisaGoFans
visagofans

キャラバン隊を見つけたら、ぜひチャレンジしてみてください。

キャラバンの移動状況をリアルタイムで伝えるTwitterのアカウントもありますよ。

■ Goooal_Caravan (Goooal_Caravan) on Twitter
http://twitter.com/Goooal_Caravan
visa_twitter


ぜひとも女性に見せびらかして欲しい! 身につけるのが恥ずかしくなるティーバッグをノベルティグッズとして制作したとあるメーカー

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タイトルを読んでTバックの話だと思い込んだ人、ゴメンナサイ!

今回紹介するのは紅茶・緑茶ブランドのリプトンが、女性向けのノベルティグッズとして作ったこちらのバッグ。

GREEN-BAG

残念ながら、Tバック(T-back)ではなくティーバッグ(Tea bag)でした。

代理店はサウジアラビアの「DDB Integrated」という会社。

ところで、どうやらサウジアラビアの広告代理店はかなりダジャレがお好きなようで、最近見かけた中にはこんな広告も。

Print

ソニーのサイバーショットで、「ハイ、チーズ!」。

何だかサウジアラビアという国、私に向いてそうな気がしました。

【参考記事】
・Lipton Clear Green Tea bag: Carry Bag | Ads of the World
http://adsoftheworld.com/media/ambient/lipton_clear_green_tea_bag_carry_bag
・Sony Cyber-shot: Cheese | Ads of the World
http://adsoftheworld.com/media/print/sony_cybershot_cheese


ヘビメタ系ギタリストの必需品・破壊専用ギター「SMASH」のマニュアルビデオが超ウケるんですけど

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一切説明不要です。

日本語の解説なので、下の動画さえ見てもらえれば、すべてお分かりいただけるかと。。。

■ 破壊専用ギターSMASH
http://www.smash-guitar.com/
smash-guitar

ちなみに、代理店は博報堂さん、制作は博報堂プロダクツさんらしいです。

YouTubeを見てみたら専用チャンネルもあって、上の動画以外にもたくさんのバイラルムービーが用意されていました。

■ YouTube - SmashAllStars チャンネル
http://www.youtube.com/SmashAllStars
youtube-smashallstars

さらに、Twitterには「破壊用ギター SMASH 公式アカウント」も開設されています。

でも、せっかく面白いコンテンツなのに(と感じるのは私だけ?)、クチコミを爆発させる導火線が用意されていないためか、あまり視聴回数が伸びていないような気がしてもったいないです。

とは言っても、商品自体は売れ行き好調で完売したらしいので、ターゲットユーザーにはきちんと情報は届いていて、バイラルムービーを広く世に知らしめることに重きを置いていないのかもしれませんねぇ。

それに動画うんぬんよりも、そもそもの商品の着想自体があり得ないおバカさ加減で、素晴らしいアイデアと思います。

【参考記事】
・K’s JAPAN- SMASH Manual- (2010): June 2nd (JAPAN) commercials | Adland.tv
http://adland.tv/commercials/ks-japan-smash-manual-2010-june-2nd-japan


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